木曜日の雨と月

くらしを愛する

amier

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久しぶりにゆっくりとお風呂に入った。

丁寧に自分の身体を洗い、湯船に浸かる。

少しだけ窓を開けると気持ちのいい風が入ってきた。

お風呂から上がり、シートパックをしてから丁寧にスキンケアをする。

ヘッドマッサージをしてから、ヘアオイルをつけてふわふわになるよう髪を乾かす。

ストレッチをして、脱力する。

目を閉じて胸に手を当てると、身体の中にずっしり重くてガチガチなものがあるのを感じる。

深く深く呼吸をすると、脱力したつもりでもそれでもまだまだ身体に力が入っているのがわかる。

だんだん記憶が過去に戻っていく…。

幼稚園の頃、

小学生の頃、

中学生の頃、

高校生の頃、

大学生の頃、

結婚していた頃、

離婚したばかりの頃、

前の職場で働いていた頃……

その時々の傷ついたできごとがどんどん思い出されていく。

傷つくたびに私は自分のことを責めていたなぁって。

傷つけられたことに怒ったり悲しんだりするんじゃなく、傷ついた自分を弱くてダメな人間だって責めてきた。

自分の身体を愛せずに、無理なダイエットをして摂食障害にもなった。

そうやって、どんどん自分を嫌いになって、どんどん本当の自分がギュッと小さく縮こまっていった。

そして、自分でも気づかないうちに心も身体もガチガチになってずっしり重たくなっていたんだ。

生まれた時からずっと一緒の自分の心と身体。

私が否定してどうするんだろう?

ずっとずっと自分を傷つけていじめてきたのは、他の誰でもなく自分自身。

「ごめんなさい」って自分に謝ったら、すーっとあたたかい涙が流れた。

これからは自分の一番の味方でいよう。

大切なひとにするみたいに、自分にしてあげよう。

やさしくやさしく包んであげよう。