悲劇のヒロイン。
"悩みがないと生きていられない"
不安や悩みがなく、いつも前向きに、幸せに生きていきたいと願いながら、心のどこかでは不安や悩みがない状態は落ち着かない。
目の前にある幸せを素通りして、自ら不安の渦に飛び込んで巻き込まれていく。
うまくいかなくても、そういうもののせいにすることができて、その方が楽だから。
幸せになりたいと願いながら、悩みを探し出し、幸せになれないと嘆く…。
私の中には問題に立ち向かう勇気も選択肢も、実はちゃんとあることに薄々気づきながら、目を背けていました。
悩みや不安がないと自分は空っぽになってしまうような気さえしていました。
でも、少しずつ少しずつ"本当にそれでいいの?"という思いがむくむくと芽生えて。
今までの私は自己啓発本を読んでは、心のどこかで変われない(変わらない)私でいいとさえ、思っていた気がする。
どんどん大きくなる思いと心の声は、もう無視できなくなっていきました。
どんな自己啓発本よりも、知らない誰かのどんな言葉よりも、自分の心が発するものは、私を動かしました。
こうして、私は悲劇のヒロインをやめました。
問題には対策を立てて行動する。
つらい時は、まずしっかりと寝る。
不安や悩みを抱えていなくても、私は空っぽになんてならなかった。