時間泥棒にさよなら。
ツイッターとインスタグラムのアプリを消した。
自分でもすごく恥ずかしいなと思うけれど、目の前のことよりも小さな画面の世界の中にのめり込むようになってしまったから。
朝起きたら、布団の中でツイッターをだらだらと流し見る。
通勤電車の中、仕事の休憩中や手が空いた時、ひとりでの食事中、日常の中のあらゆる手持ち無沙汰な場面で。
そして誰かといる時でさえも。
SNSを見ないと落ち着かない気分になったことが、何度もある。
不安な時、画面をスクロールすれば、気分が紛れた。
そうやって見始めて気づくとものすごい時間が経っている。
完全に依存している。
もともと自分はこうなりやすい性格であることはわかっていたけれど、なくてはならないどころか、もはや使っているのではなく"使われている"状態になっていた。
たしかに素敵な言葉や考え方に出会えたり、ためになる情報を得ることもできてツイッターもインスタグラムも便利だ。
でも、目の前の人、できごと、景色を、今生きている世界をおざなりにしてまで、やることなのだろうか?
日常生活の3時間近くをこの小さな画面に費やしていること、それは私を本当の意味で豊かにしているだろうか?
そう改めて考えた時、自然と"もうやめよう"と思えた。
素敵な言葉や考え方は、周りの人や本からでも出会えるし、情報が必要になれば調べればいい。
ただ漫然と流れてくる情報を受け取るだけでいるのは、やめよう。
流れてきた情報はあっという間に頭の中から消え去っていく。忘れてしまうのだ。
でも、自分で調べて取捨選択して得た情報はちゃんと頭の中に残っている。
こうして、私はSNSと距離を置くことにしました。
手持ち無沙汰な時、まだまだどうしたらいいかわからなくなる時もあるけれど。
それでも、気分が軽くなった。
知らず知らずのうちにのめり込み、縛られていたんだなぁと思う。
今を、目の前のことを楽しもう。