木曜日の雨と月

くらしを愛する

風。

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"自分にとって心地いいことを選ぶ"

 

食べたいものを食べ、着たいものを着る、一緒にいたい人と過ごす、やりたいことをする、行ってみたいところに足を運ぶ。

誰かの決めた基準で選ぶのではなくて、自分の基準で選ぶ。

 

今までの私は、誰かを常に気にしていて、ものごとを誰かの、世間一般の基準で選んでいた。

みんながいいと言ったから、みんながそのメニューを選んだから、みんなが着ているから……

 

時々、ひとりの時間に好きなものを食べたり、好きに過ごすことができると、すごくほっとしたのはこういうことだったんだな。

 

"みんな"の言うことなんて、その時々で変わる無責任なもの。

自分だってこうしてどんどん変化するし、世間もみんなもどんどん変化していく。

それなら、本当に耳を傾けるべきは自分自身の声と本当に信頼できる人たちの言葉。

 

最近、前みたいな欠落感とか焦燥がなくなった。

今のままで充分満たされていると感じられる。

色々な窮屈な思いは、自分で自分を縛っていたからだったんだなって。

"こうあるべき"とか"みんなと同じように"とか。

自分のしたいようにすることはわがままで自己中心的なことだと思っていた。

誰がありきの自分が当たり前になっていた。

でも、自分で選べるんだって本当の意味でわかった時、すごく楽になったし、自分にダメ出しすることも減った。

たとえば何かに失敗したら、やり直してもいいし、方法を変えてもいい、いったんやめてもいい。

自分の感覚を大事にして、選べばいい。

そして、選んだ答えに責任を持つこと。

それを忘れなければ。

 

ここまでくるのに、本当に本当にもがいてもがいて、何度も転んで立ち止まって、また歩き出しての繰り返しだった。

やっと自分の中に落とし込めた感じ。

 

あるものに目を向けたら、満たされていることに気がついて、日常が愛おしくなった。

自分で選べることに気がついたら、すごく自由な気持ちになれた。

誰か任せじゃなく、自分の手で舵を取ったら、ワクワクするようになった。

 

私は自分の力でいい風を吹かせることができるんだ。