木曜日の雨と月

くらしを愛する

私の置き場所。

3月後半。

心も身体もうまく動かなくなってしまった。

どうにかこうにか日常生活を送る。

楽しかったはずのことが前みたいに楽しめないし、とにかく疲れていいた。

そんな自分を責める毎日。

 

4月のよく晴れた日曜日。

子どものリクエストでピクニックに出かけた。

太陽の光、春の植物たちの色、緑の匂い、やさしく包んでくれる風。

やっと深く深く呼吸ができた気がした。

 

"生活を楽しめなくなるまでやるべきことなの?"

"私が本当に大事にしたいものはなに?"

 

私は自分以外の"誰か"を中心に置いて生きてきたと思う。

誰かのためで頑張るには限界なんだってわかった。

いつも自分は後回し。

我慢するのが当たり前になっていたから、ついに心も身体も悲鳴をあげたんだ。

これからは私は私を中心に置いて生きていこう。

そう思ったら、心の中があたたかくなった。

自己中心的にわがままに振る舞うということじゃなく、自分のことも誰かのことと同じように大切にしようということ。

 

私はまた心と身体を動かして、この生活を愛すんだ。